努力してる感覚がなく努力できる秘訣
習慣が変われば人生が変わり・・・
などという名言はよくお目にします
習慣を変えるのは一定の努力(ストレス負荷)が条件!
人生を変えるのに"必要な意志"というのはどうしても必要です
この記事は習慣を変えて、今後の人生を大きく変えたい!毎日の日常を意義あるものにしたい!という人向けの記事になっています
習慣形成の威力は抜群!
「自分は意志が弱い」と開き直ったように、嘆く人がいますが、そのような人からしたら、自己啓発のために毎日読書を欠かさない人や健康維持のために毎日30分以上の散歩をしている人は、とても真似のできない強靭な意志の持ち主のように感じられるかもしれません
でも、実はそのような人は、ほぼ自動的に読書や散歩をしているのであって、いちいち意志の力を発動しているわけではないのです
そこで見直さなければならないのは、習慣形成の威力です!
何かを継続するには当初は強い意志の力が必要です
これまで歩く習慣がなかった人が、健康診断に引っかかって、医師から毎日1万歩を目標に歩くように勧められ、会社内で極力階段を使うように心がけても、はじめのうちは相当な意志の力が必要なはずです
慣れるまでは、行うこと事態が大きなストレスですよね
でも、そのうちそれが習慣化すると、もう歩くのが自然になり、意志の力は必要なくなります
ゲームをするのはよくないと思っても、ゲームをするのが習慣化しており、電車に乗って暇になるとついいつの間にかゲームをしてしまうという人がいます
ネット依存は危ないっていう記事を読み、気をつけないと、と思っているのに、気がつくとスマホをいじって、意味もなくあれこれ検索をしているという人も少なくないようです
このような人たちがゲームをしたりネットにアクセスしたりするのに、当然、意志の力を要しません
当たり前ですが、ごく自然にやってしまうのです
能力開発にしろ健康のための運動にしろ、ごく自然にできるようになったら、なんの苦でもなくります
習慣形成を重視したジョンロック
哲学者のジョンロックは、子供時代の習慣形成を特に重視しています
負荷をかけることで体力が鍛えられるように、自分の欲望を我慢する
というような心の負荷をかけることで、心が鍛えられるといいます
怠惰な気持ちや安易な気持ちを克服する力は、習慣によって得られるので、できるだけ人生の早いうちから実行して自分のものにすべきだとします
習慣形成の威力は心理学でも実証されています
子供時代に自分の中の怠惰な気持ちや安易な気持ちを克服する習慣を身に付けてこなかった人は、ここで、一念発起して自分が望ましいと思う行動の習慣化にチャレンジしてみることをおススメします
いずれ自動化することを夢見て、先ずは3週間ほど、がんばってみれば、苦でなくなると臨床心理学でも立証されています
その次の期間は60日です
60日過ぎると習慣化する。
というのも個人差はあれど、同じく証明されているようです
おためしあれ!
自己効力感の力の期待値
以前の自己効力感をネタにしたブログと、内容は被りますが
再度【自己効力感】の期待値の大きさを紹介します
この記事は
・必ず成功したい!
・とにかく自分のメンタルに強力な自信をつけたい!
・有意義な人生を掴み取りたい
といった方向けの内容です
では、早速見ていきましょう
結果期待・効力期待
成功に導く強力な心理的要因とは
「こうすれば力がつく」とわかっていてもできないのはなぜ
・喫煙は健康に悪い、禁煙すれば将来の健康リスクを大いに減らせると分かっていても、なかなか禁煙できない
・コレステロール値が高く、見た目にも太り過ぎなので、ダイエットのために運動して甘いものを控えなければいけないと分かっていても、つい面倒で運動を怠り、甘いものにもつい手が出てしまう
・朝活で自己啓発に励んでいる友達の話を聞き、自分も何か能力開発のための勉強しなければと思うのだけど、時々思うだけで何もしていない
そんな声をよく耳にします。「こうすれば健康に良い」「こうすれば力がつく」とわかってはいるのだけれど、どうしても実行が伴わない
そのような人と話すと、「私は意志が弱くて、何をしても続かないんです」というようなことを口にします
そこで参考になるのが、心理学者バンデューラが唱えた自己効力感の理論です
バンデューラは、「こうすればうまくいく」という期待が、その行動をとることに直接つながるわけではないと考え、期待を結果期待と効力期待に分けました
大切なのは効力期待を高めること
結果期待というのは、「こうすればうまくいく」という期待のことです
こうすれば禁煙がうまくいくだろう
こうすればダイエットができるはずだ
こうすればきっと仕事力が高まる
といった期待が結果期待です
問題なのは、こうした期待があっても、なかなか実行に至らないということです
そこで重要になるのが効力期待です
効力期待とは、「自分はその行動をとることができる」という期待です
いわば、
自分はそれができるという自信です
仕事がもっとできるようにならないと、まずいと思い、朝活では能力開発を続ければきっと仕事力が高まる、ということはわかっていても、「1時間半早く起きるなんて、ちょっとムリだなぁ」
っと思っている人は、なかなか実行できません
それでも、
「朝は弱いからムリだけど、夜活ならできそうだ!」
と思う人は、夜活で能力開発に励むことができますが、
「帰りがけに呑みに誘われたら断れないし、疲れるし」とためらう人は、やはり実行がむずかしいでしょう
そういった人に対して「どうすればよいかわかってるはずなのに、どうしてやらないんだ」とイライラすることがあるかもしれませんが、それは効力期待がないからです
そこでバンデューラは、望ましい行動をとるためには効力期待こそが大事だと考え、それを自己効力感と名づけましたが、スポーツでも仕事でも、自己効力感が成績向上に強く影響することがわかっています
自己効力感
実行につなげる4つの方法とは
自己効力感を高めることで無力感を払拭する
知人、友人、またはこれまでに、聞いたお話のなかで
「勉強しなければいけないって思っていても、1週間も続かない・・何しろ意志が弱くてどうしようもない」
「本を読むことが大切だと思って読み始めても、すぐに飽きちゃって、読み通したことがない・・どうしたらいーんだろう」
などと、自分自身をもてあます気持ちを語ります。結局、このような人たちには自己効力感がかけており「どうせ自分は意志が弱いからムリだ」
「自分は飽きっぽいからダメなんだ」などといった無力感が強いため、「こうすればうまくいく」という結果期待を行動につなげられないのです
これまでの人生経験を通して、「自分にはできない」という無力感が身に染みついてしまっているのです
ゆえに、何とか自己効力感を吹き込む必要があります
バンデューラは、自己効力感を高めるための方法として、以下の4つをあげています
自己効力感を高める4つの方法
①成功経験(直接的な成功経験)を与える
自信をつけさせるためには褒めればよいといった安易な考えが広まっていますが、自己効力感を高めるには忍耐強い努力によって障害に打ち克つ経験が必要です
たいした努力もせずに、ほめられても自己効力感が高まりません
ゆえに、多少困難な課題を与えつつ、サポートしながら成功に導く、といった仕組みが必要です
誰かがうまくいくのを観察することを指します。先輩など身近な人物がモデルになる場合は、自分にもできそうな気がしてきます
そのような適切なモデルが職場にない場合は、頑張り抜いてうまくいった実業家やスポーツ選手などのエピソードを示すのも、よいかと思います
※イチロー選手を、よい例にするのがいいですね
③説得する
「やればできる」と言い聞かせることです。人間というのは案外暗示にかかりやすいものです
特に日本人は人との間柄を生きているため、上司や先輩から期待を示され、「君ならできるはず」と言われると、できそうな気がしてくるものです
※個人的に、この暗示効果が手間いらずで、手っ取り早いかなぁと思います。よい方向への強い思い込み!
④生理的・感情的状態を良くする(生理的高揚や肯定的な気分)
自己効力感は肯定的気分で高まり、落胆した気分により低下します。とくにストレス反応が出ると自己効力感は低下しやすいので、ストレスと向き合う(姿勢・気持ち)というのは怠らないように促すことが必要です
以上、
・必ず成功したい!
・とにかく自分のメンタルに強力な自信をつけ たい!
・有意義な人生を掴み取りたい
という人はこの【自己効力感】を高めることは必須です!意識して脳内に、このワード(自己効力感)を常に置いておくことを、強くオススメします
瞳に映る真実で相手を読み解く!
好きな色で性格がわかり・目の動きで考えていることがわかる⁈
人それぞれ好みの色、というのがあるかと思います。色で相手の性格を!また、目の動きでは考えていることを推測することも可能!
肩の力を抜いて気楽に楽しんでみていきましょう
好きな色で性格がわかる
服や身につけている小物の色。その色で性格が見えてくる
誰でも、持っている服やよく着る服の色にはある程度決まった傾向があるのではないでしょうか
大抵の場合、自分が好きな色の服をよく着ると思われますが、好きな色にはその人の性格が現れるといわれます
人間は色の持つイメージから自分の性格に合う特定の色を好きになったりしていると考えられています
例えば、赤は情熱を、青は落ち着きを、緑は調和を表すとされます
赤は活力・情熱・興奮を象徴
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赤は強いエネルギーを象徴する色です。やる気が充実している人や、自分をアピールしたい人が好んで身に付け、リーダーシップを演出したい人がネクタイなどで取り入れたがります
また非常に目立つ色なので、危険を意味する信号や看板でも使われていますね
オレンジ色は温かみ・高揚感・社交性を象徴
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オレンジは太陽や炎のような暖かい高揚感を表します。この色を好む人は陽気で社交的ですが、そのため孤独を嫌い寂しがり屋の一面もあります
親しみのある色なので、飲食店なので配色されることが多いそうです
黒は孤立・反骨精神・権威を象徴
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潜在的には負のイメージがありますが、重圧感や高級感があるため、権威や権力を象徴します
他の色を引き立てる効果があるためファッションに取り入れやすいですが、特に黒を好む人には反骨精神や自信過剰、独立心が強いといった傾向があるそうです
青は冷静・集中力・爽やかさを象徴
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水・海・空といった爽やかな自然を連想させるので、世界的にも好きな人が多い色です
心身を落ち着ける効果があるので、集中力を高めたい時や高ぶった感情を落ち着かせたいときには効果的だそーです
灰色はおだやかさ・協調性・柔軟性を象徴
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落ち着いた色合いの灰色は、控えめで上品、物腰のやわらかさ表します
協調性や柔軟性を象徴する一方で、この色を好む人には、優柔不断さや争いを好まない防御本能の強さといった特徴があるそうです
緑は調和・安定感・努力を象徴
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暖色でも寒色でもない中間色の緑には心身のバランスを整えるリラックス効果があります
この色を好きな人は、平和主義でバランス感覚に優れ、コツコツと努力する反面、保守的でマイペースといった特徴も持ち合わせているそうです
相手への印象も操れる
色の持つイメージは、自分の性格を反映するだけでなく、意図的に相手の自分の印象を操ることもできます
例えば、トランプ大統領は演説の時は赤いネクタイを身につけますが、これは情熱的でリーダーシップのある人物を演出したいためです
また謝罪をするときは穏やかで上品なグレーのスーツを選ぶことで、相手が興奮しすぎないようにすることができます
色がそれを見る人に与えるイメージをうまく活用することで心理をコントロールできる場合もよくあります
例えば病院では、白衣をはじめとして白が多用されていますが、これは白という色を用いることで清潔感を印象づけるためといわれます
一方で喪服が黒いのは、黒という色で厳粛さを演出する、ためでもあると考えられるのです
女性の服にピンクが多いのも、女性的なイメージにふさわしいと感じられるからなのでしょう
目の動きで考えていることがわかる
考え事をしているときのあなたの目線で思考が読まれているかもしれません
「目は口ほどにものを言う」などといわれるように、人間の目の動きには心の動きが大きく反映します
興味があるものを見たりそれについて話したりする人の瞳はキラキラと輝いて見えます。それは瞳孔が開くからです
一方「目が泳ぐ」など視線の定まらない状態は、強い緊張や不安を表しています
逆に、親しくもないのにずっと見つめてくるような人は、相手をコントロールしたがっているとされています
脳と連動した目の動き=アイ・アクセシング・キュー
上に動く
脳が視覚にアクセスしています。何かをイメージしたり、過去の記憶を呼び起こしたりしている状態です
左右(水平)に動く
脳が聴覚にアクセスしています。何かを注意深く聞こうとしたり、音のイメージを呼び起こしたりしています
下に動く
脳が身体感覚にアクセスしています。身体の違和感を感じようとしたり、過去に体験した感覚を呼び起こしたりしています
上下左右6パターンでわかる頭の中
右上を見ている
未来のイメージを想起しています。また、物事を論理的に考える人も右上に動くので、このタイプの人は理系に多いようです
左上を見ている
過去の記憶や体験を呼び起こす時、左上に動きます。また、物事を直感的に考える人も左上に動くので、このタイプの人は芸術家タイプといえます
右横を見ている
聞いたことのない音に対してイメージを膨らませようとしています
左横を見ている
会話の記憶を音やイントネーションから思い出そうとしています
右下を見ている
身体の変化や感覚に意識を向けています。感情や体験を思い出しているときは、右下を見てしまいます
左下を見ている
頭の中で自分自身と対話をしていたり、ぶつぶつ独り言を言ったりしているときは、左下を見てしまいます
"決めつけ"で見るのは危ういです
あくまで、そのような傾向がある。ということですね
目を上に向けるのは、思い出すときの定番の動きで、改めて考えると、おもしろい(笑)
仕事選びはホーム感覚の居心地
仕事を選ぶポイントで単純に"居心地の良さ"
ベースキャン地のようなホーム感覚が得られるのを、重きに置くのも良い!
なにも仕事は、やれ収入だ!やっぱり福利厚生だ!でなくても、居心地の良さを感じるかどうかの、一点だけでもいいんじゃない?って話し
「心地よさ」を感じる仕事上の居場所とは
X理論、Y理論で世界的に有名なマグレガーも、その後継者であるシャインも経営学者でありながら組織心理学者でもあり、ともに心理学を随所に取り入れた経営論を展開しています
そのシャインが提唱したのが、キャリアアンカーと言う概念です。それは、文字通りに言えば錨を下ろす場所、すなわち長年にわたる仕事生活において、より所となるものを指します
シャインは様々なビジネスパーソンに仕事生活に関するインタビューをして回りました
人それぞれに自分の物語があり、いろんな思いをエピソードを交えて語ります
インタビューを重ねるうちに、シャインはあることに気づきました
それは、誰もがある種の仕事をしているときには、他の仕事をしている時よりも安全な港に停泊してるように感じると言うことです
ここが自分の居場所だといった感覚を持ちます。そうした感覚を与えるものをキャリアアンカーと名づけました
8つのキャリア・アンカー
キャリアアンカーは次の8つに分類されます
①専門コンピタンス…特定の分野でひたすら向上したい
②経営管理コンピタン…管理職になり、人や組織のマネジメントをしたい
③安定…何よりも安定した経歴を確保したい
④起業家的創造性…あなたの事業を立ち上げたい
⑤自律/自立…組織に縛られるのが嫌いで、自分の納得のいくように動きたい
⑥社会への貢献…何とか社会に貢献したい
⑦全体性と調和…仕事に励みながらも、家族と一緒に過ごしたい、ある場所で暮らしたい、あるいは趣味など個人的な目標を追求したい
⑧チャレンジ…何かに挑戦し続けたい
あなたのキャリアアンカーは何でしょうか?
どんな仕事をしてる時に充実感を感じるでしょうか?
時が経つのも忘れるくらいに没頭した仕事(夢中になっこと)は何だったでしょうか?
仕事や職場に関して、あなたが特に嫌だと感じるのはどういうことでしょうか?
そんなふうにじっくりと自問自答することで、あなたにとってのキャリアアンカーを見極めることを、ぜひおすすめします
自分の天職・適職がなんなのか知りたい!
自分の内面からみた仕事の適職。新卒の学生や転職希望組が職を探すときのこだわり。己の中の、譲れないポイント(給料?職場環境?福利厚生?)と持ち前のカラー(好きなこと、得意なこと、興味あること)のバランスを考慮して仕事を選びましょう!
ワークバリュー
仕事や職場に何を求めますか?
仕事や職場に求めるものは人によって異なる
職場に対する不満を口にする同僚の言い訳を聞いても、なぜそんなに不満なのかがわからない
逆に、仕事にも職場にも、なんにも不満は無いと言う同僚を見ていて、なぜこんな働き方に満足できるのかがわからない
そのようなことがないでしょうか?
そこには価値観の違いがあるのです。価値観が違うと、お互いに相手の思うことがなかなか理解できません
就職や転職の際にこだわるところが人によって異なるのも、同じ会社で働いていても満足している人と不満だらけの人がいるのも、人によって求めるものが違うからです
ところが、
・自分が何を求めているのか
・一体何に不満なのか
そういったことを明確につかめていない人が案外多いのです
仕事や職場に何を求めるかという価値観をワークバリューといいます
・仕事のやりがいが何よりも重要だという人
・高収入の確保を最優先する人
・生活の安定が最優先事項とする人
・自分の成長を実感できることが重要だという人
・仕事の内容そのものへのこだわりが強い人
・職場の人間関係の良好さが何よりも大切だという人
いったいあなたは何に価値を置き、何を求めているのでしょうか。それを掴むために、あなた自身がとくにこだわるワークバリューについて考えてみましょう
自分の中の優先順位を整理してみる
ワークバリューには様々な要素がありますが、主に次のような11の要素を抽出しています
あなたは、この中の、どの条件を特に重視しているでしょうか。自分自身の価値観やライフスタイルを振り返りながらチェックしてみましょう
今の仕事や職場に対する不満が募ってきたときは、このリストをもとに自分自身が重視する条件と現状をじっくり照らし合わせながら、自分の中のこだわりや、優先順位を整理してみましょう
①物理的に快適な職場環境
②良好な職場の雰囲気
③上司との良好な関係
④プライベートな時間との両立
⑤安定性
⑥高収入
⑦福利厚生の充実
⑧納得のいく人事評価システム
⑨仕事や職場の社会的評価
⑩仕事のやりがい
⑪自分自身の成長の実感
職業興味
仕事が長続きするコツは何でしょうか?
どんなことに興味関心があるか
「好きこそ物の上手なれ」と言う諺がありますが、関心のあることや、好きなことなら多少の困難を伴っても頑張ることができるものです
職業についての関心や好き嫌いを職業興味といいます
職業興味は、その職業や仕事で能力を発揮できるかどうか、長続きするか、どうかを予測するのに有効な手がかりとなります
職業興味と勤務条件の間で揺れ動き、何を重視すべきかで悩むというケースも少なくありません
いくら給料が良くても、全く興味の持てない作業に没頭するのは苦痛なはずです
前項で解説したワークバリューの視点から何を優先すべきかを検討することも大事ですが、その際に職業興味という視点も軽視できません
・子供の頃からメカニックなことに関心が強く、機械いじりが好きだった
・社交的な性格で、人と接するのが好き
・面倒見の良い方だし、子供が好き
・本を読んだり何かを調べたりするのが好き
・アイデアを練って何かを発想したり、企画したりするのが好き
このような興味が、職業を選択する際のヒントになります
職業興味の六角形
心理学者ホランドは、職業興味の六角形モデルを提起しました。
それは、職業興味を六角形の図のように、ここでは一旦箇条書きで・・
・現実的興味
・研究的興味
・芸術的興味
・社会的興味
・自由的興味
・観衆的興味
の6つのタイプに分けるものです。これを参考に、あなた自身の職業興味をチェックしてみるのもよいかとおもいます
例えば、ワークバリューであれば
・仕事のやりがい
職業興味の六角形なら
・研究的興味と芸術的興味
の傾向が強いとすれば
単純に、これを掛け合わせると、創作的でクリエイティブな仕事に注目してみるのが、いいってかんじですね
ただし、今就いている職業が自分の職業興味と違っているからといって、安易に転職を考えるのは危険です
職業興味がそのまま職業に直結する方が稀なことらしく、今の仕事の中に自分の職業興味で味付けをすることが大切です
例えば、営業・販売職で、研究的興味が強いなら、商品知識や人間心理を丹念に研究していくように。それによって、ルーティン化しがちな仕事にも深い味わいがでてきます
かのホリエモンも獄中のなか、単純作業をいかに面白くできるか?というスタンスで臨んでいたというように、現状のなかでの工夫や創造を絡めることで、面白くもなり、楽しめるということですね
やりたいことじゃない!興味をもてるものに先ず没頭!
やりたいことをムリに見つける必要はない!
大切なのは今、何に興味・関心があるか
ちょっとでも興味をもてれば、没頭するまで凝ってみよう!
アイデンティティ拡散
「やりたいこと」がわからない。ということはありませんか?
青年期だけではないアイデンティティ拡散
精神分析家であり発達心理学者でもあるエリクソン氏は青年が社会の中に居場所を築いていく心理プロセスを研究しています
その中で、青年期を、その都度傾倒する価値観に自分を重ね、興味を引く勉強をしたり、気になる仕事を試してみたりと、試行錯誤をしながら自分の生き方を模索するモラトリアム(猶予)期間と位置づけています
ただし、試行錯誤の中で自分と社会の接点を見失うこともあります
それがアイデンティティ拡散です
・社会にでて何をしたらよいのかわからない
・自分がやりたいことがわからない
・自分が何に興味、関心があるのかわからない
というように、自分がよくわからない心理状態を指します
自分自身がアイデンティティ拡散の危機を経験したエリクソンは、これを青年が一時的に陥りやすい病理とみなしましたが、
現代ではほとんどの青年が陥るのみならず、大人になって職業についても、自分がわからない心理状態にあるのは、ごくふつうのこととなりつつあります
それには、生き方の自由度が増したことや職業の多様性が増したこと、社会の変動性が増したことなどが影響していると考えられます
インターネットが当たり前のように普及し、欲しい情報がいつでも、お手軽に入手できる情報供給の影響も大きいとおもいます
就く仕事もPC一台で海外のカフェにて「カタカタ」と作業しているフリーランスも珍しくない現代です
【やりたいこと】はわからなくてもいい
2011年からすべての大学でキャリア教育を行うことが義務づけられ、その一環としてキャリアデザイン教育も盛んに行われ、学生たちは
「やりたいこと探し」
に駆り立てられるようになりました
そんな中
「やりたいことがはっきりしない中途半端な状態で就職しても後悔することになるから就職は先延ばししたい」
という学生さえも出てきています
キャリアデザイン教育の弊害ですね
家業を継ぐ時代でもなく、職業が無数にあり、また、この先どんな職業が流行ったり新たに登場したりするかわからない時代に、やりたい仕事が簡単に決まらないのは当然といえばとうぜん・・・
やりたい仕事が決まっていて、いざ、就職してから「こんな仕事をするためにこの会社にはいったんじゃない!」という人より
やりたい仕事がとくに見当たらず、とりあえず就いた仕事に集中できる人のほうが、適応的といえないでしょうか?
その意味では「やりたいこと探し」
より目の前に没頭する姿勢を身につけることのほうが大切だといえます
適応力
生き残る種とは、最も強いものではない
最も知的なものでもない
それは、
変化に最もよく適応したものである
ダーウィンの有名な言葉ですねっ
人生や社会の真理を突いてる言葉です
柔軟なスタンスで社会・人生を進んでいきたいですね
プロテウス的人間
先が見通せない時代にふさわしい生き方とは
先を見通せない時代の不安とワクワク感
ITの発達により人々のライフスタイルも仕事の形態も目まぐるしく変化する時代に、
自分のキャリアの可能性を力強く切り開いていくには、不透明さに不安を感じるのではなく、
不透明だからこそワクワクする!といった心構えが求められます
そのためには、先を読むことにあまりとらわれないことです
よくわからないことにエネルギーを注いでも仕方がありません。完全に無理ゲーです
そこで参考になるのか、プロテウス的人間という概念です
世の中が変動社会に突入し始めた頃、社会学者リフトンは、プロテウス的人間こそが変動の時代の適者だとしました
プロテウス的人間とは、自分の姿を恐ろしい蛇、ライオン、龍、火。洪水などに変幻自在に変えることができるものの、自分自身の真の姿を現すことができないギリシャ神話のプロテウスにヒントを得て、リフトンが命名した人間のタイプです
プロテウス的人間の特徴
プロテウス的人間は、次のような特徴を持ちます。
①環境の変化に応じて自分自身を柔軟に変化させながら自己発展させていく
②今の自分をあくまでも一時的な仮の姿とみなし、次々と新しい仕事や生き方に全力でぶつかっていく
③たとえ何かでうまくいっても、そこに自分のアイデンティティを縛りつけたりせずに、別の可能性にも自己を開いておく
④新たな自己の可能性を求めて終わりなき実験を繰り返すため、特定の生き方に傾倒することができず、不条理の感覚をもっている
このような人間は、いつまでもフラフラしているとして否定的に評価されがちですが、変動の激しい時代には、むしろ適応的とみなすことができます
経験を糧にして自分自身を変身させ環境に適応すると同時に、どこまでも自分の可能性を開発していく姿勢は、まさに先を見通せない今の時代にふさわしいものといえます
・決定しないことによって高い適応力を保つ
・あらゆる、ことがらに心を開いておく
・とりあえず今気になることをやってみる
このような開かれた心の構えが、これからはますます求められるのではないでしょうか
働き方の多様性で最近では "ノマドワーカー"なるPCやスマホ・タブレットを使用し喫茶店などのWi-Fi環境の元で、仕事をするフリーランス型もめずらしくない
これも時流の中にある多様性の一つだなぁってかんじますね。固定観念を持たず柔軟な思考で世の中を見てみるのがよいでしょう
最善を尽くす目標より、具体的な目標を持つべき!
目標設定するなら最善を尽くす!よりも、【具体的な目標を掲げる!】
目標に達したときには自分に対して、ごほうびもあげましょう
目標設定理論
困難なほど高い目標がパフォーマンスを高めるというのは本当でしょうか
目標設定がパフォーマンスを高めるための鉄則
自分自身に厳しく課題を課し、自らを駆り立てていく人物は、放っておいても成果を出していきますが、多くの人は自分に甘く、ついつい楽な方に流されがちです
そこで必要となるのが目標による管理です。その根拠となっているのが目標設定理論です
それは、目標設定することがモチベーションやパフォーマンスにどんな影響与えるか?、また目標の設定の仕方によってモチベーションやパフォーマンスにどんな影響があるか?についての理論です
心理学者のロックとレイサムは、目標設定の効用について、次のように整理しています
①生産性を高める
②仕事の質を高める
③何が期待されているかを明確化する
④退屈感を軽減する
⑤達成することで成果及び仕事に対する満足感が高まる
⑥達成することで同僚や上司による承認が得られる
⑦フィードバックと承認が無意識の競争を誘発し、成果を押し上げる
⑧仕事への自信や誇りを強める
大なり小なり人生で一度や2度は誰でも、このような達成感などをかんじた経験はあるかと思います
目標を掲げ、突き進むプロセスの充実感や期待感は大きな力を生みます
「最善を尽くすように」より「具体的で困難な目標」
具体的な目標を与えるのがよいのか?、それとも最善を尽くすように指示するのがよいのか?について、様々な実験により検討が行われてきました
その結果、目標を曖昧にして最善を尽くすさせた場合よりも、具体的で困難な目標を設定した場合のほうが、モチベーションも高く、パフォーマンスも良いことがわかりました
最善を尽くせ!ということだと、どのくらい頑張ればよいかが曖昧なため、「これくらいでいいだろう」と、どうしても自分に甘くなってしまいます
さらに、成果を評価するにも、評価者である上司と最善を尽くしたつもりの部下との間で、「最善の水準」にズレがあり、それが双方に不満を生むことになります
例えば、部下の側は「こんなに頑張ったのに、なぜ評価してくれないんだ」と不満なのに、上司の側は「なんでもっと本気になって取り組まないんだ」と不満に思っていたりします
ただし、この理論がビジネス界に浸透してから、あまりに困難な目標設定が流行り、モチベーションの低い人物の意欲を削ぐような事態も生じています
やはり目標設定には、一人ひとりの性格を考慮する必要があります
天井効果
みんなが目標をクリアしてるのに、なぜ業績が伸びないのでしょうか
具体的で困難な目標を設定するのが目標設定理論の鉄則ということになると、常に次期の目標は今期の実績を上回る水準に設定することになります
たとえば、今年の売り上げ実績が3000万円だとすると、次年度の目標は3500万円に設定されたりします
これで次年度の目標をみんなで達成できたとしたら、業績はうなぎ登りに伸びていくはずです
ところが、ほとんどの人間が目標を達成しているのに、組織全体としての業績の伸びが今ひとつ、といったことが現実によくあります
なぜでしょうか?
そこで考えられる問題が天井効果と数字の辻褄合わせです
天井効果や数字の辻褄合わせを防ぐ手立て
数字の伸びが頭打ちになることを、天井効果といいますが、この場合は、目標を達成すると、それ以上に頑張ろうとしなくなる心理現象を指します
天井効果をもたらす主な要因として、次期の目標が今期の実績に上積みした水準に設定されるため、今年度の実績をできるだけ目標値スレスレに抑えようとする心理があります
今期頑張りすぎると、高い目標を設定されて次年度に苦しむことが予想されるため、「ほどほどにしておこう」といった心理が働くのです
また、目標を達成したかどうかだけで評価され、目標を超過した部分に対する評価(報酬)がないと、目標以上の成果を出すと損失感が伴うため、目標達成が見えてきたら
それ以上の成果を出さないように力をセーブさせる心理が働きます
天井効果を防ぐには、次期の目標を必ずしも本人の今期の実績をもとに設定するのではなく、今期の特殊要因を考慮したり、過去数年の平均をもとにしたり、今期の全員の実績の平均をもとにするなどの工夫が必要です
また、目標超過分に対する報酬を検討することも必要でしょう
営業会社では、個人実績の目標超過分に対して報酬が手厚い会社も実際にあります
会社の目標にしろ、個人の目標にしろ達成できる具体的な数字やイメージは持つべきですね
そこに到達するまでの、道のりでも高揚感を維持できて、より能力を発揮できますから。ぜひ、具体的な距離感がイメージできる目標を持ちましょう!