自己効力感の力の期待値

以前の自己効力感をネタにしたブログと、内容は被りますが

再度【自己効力感】の期待値の大きさを紹介します

 

この記事は

・必ず成功したい!

・とにかく自分のメンタルに強力な自信をつけたい!

・有意義な人生を掴み取りたい

といった方向けの内容です

 

では、早速見ていきましょう

 

結果期待・効力期待

成功に導く強力な心理的要因とは

 

「こうすれば力がつく」とわかっていてもできないのはなぜ

 

・喫煙は健康に悪い、禁煙すれば将来の健康リスクを大いに減らせると分かっていても、なかなか禁煙できない

 

コレステロール値が高く、見た目にも太り過ぎなので、ダイエットのために運動して甘いものを控えなければいけないと分かっていても、つい面倒で運動を怠り、甘いものにもつい手が出てしまう

 

・朝活で自己啓発に励んでいる友達の話を聞き、自分も何か能力開発のための勉強しなければと思うのだけど、時々思うだけで何もしていない

 

そんな声をよく耳にします。「こうすれば健康に良い」「こうすれば力がつく」とわかってはいるのだけれど、どうしても実行が伴わない

 

そのような人と話すと、「私は意志が弱くて、何をしても続かないんです」というようなことを口にします

 

そこで参考になるのが、心理学者バンデューラが唱えた自己効力感の理論です

 

バンデューラは、「こうすればうまくいく」という期待が、その行動をとることに直接つながるわけではないと考え、期待を結果期待と効力期待に分けました

 

大切なのは効力期待を高めること

 

結果期待というのは、「こうすればうまくいく」という期待のことです

 

こうすれば禁煙がうまくいくだろう

こうすればダイエットができるはずだ

こうすればきっと仕事力が高まる

 

といった期待が結果期待です

問題なのは、こうした期待があっても、なかなか実行に至らないということです

そこで重要になるのが効力期待です

 

効力期待とは、「自分はその行動をとることができる」という期待です

 

いわば、

自分はそれができるという自信です

 

仕事がもっとできるようにならないと、まずいと思い、朝活では能力開発を続ければきっと仕事力が高まる、ということはわかっていても、「1時間半早く起きるなんて、ちょっとムリだなぁ」

 

っと思っている人は、なかなか実行できません

それでも、

 

「朝は弱いからムリだけど、夜活ならできそうだ!」

 

と思う人は、夜活で能力開発に励むことができますが、

 

「帰りがけに呑みに誘われたら断れないし、疲れるし」とためらう人は、やはり実行がむずかしいでしょう

 

そういった人に対して「どうすればよいかわかってるはずなのに、どうしてやらないんだ」とイライラすることがあるかもしれませんが、それは効力期待がないからです

 

そこでバンデューラは、望ましい行動をとるためには効力期待こそが大事だと考え、それを自己効力感と名づけましたが、スポーツでも仕事でも、自己効力感が成績向上に強く影響することがわかっています

 

 

自己効力感

実行につなげる4つの方法とは

 

自己効力感を高めることで無力感を払拭す

知人、友人、またはこれまでに、聞いたお話のなかで

 

「勉強しなければいけないって思っていても、1週間も続かない・・何しろ意志が弱くてどうしようもない」

 

「本を読むことが大切だと思って読み始めても、すぐに飽きちゃって、読み通したことがない・・どうしたらいーんだろう」

 

などと、自分自身をもてあます気持ちを語ります。結局、このような人たちには自己効力感がかけており「どうせ自分は意志が弱いからムリだ」

 

「自分は飽きっぽいからダメなんだ」などといった無力感が強いため、「こうすればうまくいく」という結果期待を行動につなげられないのです

 

これまでの人生経験を通して、「自分にはできない」という無力感が身に染みついてしまっているのです

 

ゆえに、何とか自己効力感を吹き込む必要があります

 

バンデューラは、自己効力感を高めるための方法として、以下の4つをあげています

 

自己効力感を高める4つの方法

①成功経験(直接的な成功経験)を与える

 

自信をつけさせるためには褒めればよいといった安易な考えが広まっていますが、自己効力感を高めるには忍耐強い努力によって障害に打ち克つ経験が必要です

 

たいした努力もせずに、ほめられても自己効力感が高まりません

 

ゆえに、多少困難な課題を与えつつ、サポートしながら成功に導く、といった仕組みが必要です

 

モデリング(代理経験=間接的な成功経験)の機会を与える

 

誰かがうまくいくのを観察することを指します。先輩など身近な人物がモデルになる場合は、自分にもできそうな気がしてきます

 

そのような適切なモデルが職場にない場合は、頑張り抜いてうまくいった実業家やスポーツ選手などのエピソードを示すのも、よいかと思います

イチロー選手を、よい例にするのがいいですね

 

説得する

「やればできる」と言い聞かせることです。人間というのは案外暗示にかかりやすいものです

 

特に日本人は人との間柄を生きているため、上司や先輩から期待を示され、「君ならできるはず」と言われると、できそうな気がしてくるものです

※個人的に、この暗示効果が手間いらずで、手っ取り早いかなぁと思います。よい方向への強い思い込み!

 

生理的・感情的状態を良くする(生理的高揚や肯定的な気分)

 

自己効力感は肯定的気分で高まり、落胆した気分により低下します。とくにストレス反応が出ると自己効力感は低下しやすいので、ストレスと向き合う(姿勢・気持ち)というのは怠らないように促すことが必要です

 

以上、

・必ず成功したい!

・とにかく自分のメンタルに強力な自信をつけ     たい!

・有意義な人生を掴み取りたい

 

という人はこの【自己効力感】を高めることは必須です!意識して脳内に、このワード(自己効力感)を常に置いておくことを、強くオススメします