自分の天職・適職がなんなのか知りたい!

自分の内面からみた仕事の適職。新卒の学生や転職希望組が職を探すときのこだわり。己の中の、譲れないポイント(給料?職場環境?福利厚生?)と持ち前のカラー(好きなこと、得意なこと、興味あること)のバランスを考慮して仕事を選びましょう!

 

ワークバリュー

仕事や職場に何を求めますか?

仕事や職場に求めるものは人によって異なる

 

職場に対する不満を口にする同僚の言い訳を聞いても、なぜそんなに不満なのかがわからない

 

逆に、仕事にも職場にも、なんにも不満は無いと言う同僚を見ていて、なぜこんな働き方に満足できるのかがわからない

 

そのようなことがないでしょうか?

 

そこには価値観の違いがあるのです。価値観が違うと、お互いに相手の思うことがなかなか理解できません

 

就職や転職の際にこだわるところが人によって異なるのも、同じ会社で働いていても満足している人と不満だらけの人がいるのも、人によって求めるものが違うからです

 

ところが、

・自分が何を求めているのか

・一体何に不満なのか

そういったことを明確につかめていない人が案外多いのです

 

仕事や職場に何を求めるかという価値観をワークバリューといいます

・仕事のやりがいが何よりも重要だという人

・高収入の確保を最優先する人

・生活の安定が最優先事項とする人

・自分の成長を実感できることが重要だという人

・仕事の内容そのものへのこだわりが強い人

・職場の人間関係の良好さが何よりも大切だという人

 

いったいあなたは何に価値を置き、何を求めているのでしょうか。それを掴むために、あなた自身がとくにこだわるワークバリューについて考えてみましょう

 

自分の中の優先順位を整理してみる

 

ワークバリューには様々な要素がありますが、主に次のような11の要素を抽出しています

 

あなたは、この中の、どの条件を特に重視しているでしょうか。自分自身の価値観やライフスタイルを振り返りながらチェックしてみましょう

 

今の仕事や職場に対する不満が募ってきたときは、このリストをもとに自分自身が重視する条件と現状をじっくり照らし合わせながら、自分の中のこだわりや、優先順位を整理してみましょう

 

①物理的に快適な職場環境

②良好な職場の雰囲気

③上司との良好な関係

④プライベートな時間との両立

⑤安定性

⑥高収入

⑦福利厚生の充実

⑧納得のいく人事評価システム

⑨仕事や職場の社会的評価

⑩仕事のやりがい

⑪自分自身の成長の実感

 

職業興味

仕事が長続きするコツは何でしょうか?

どんなことに興味関心があるか

 

「好きこそ物の上手なれ」と言う諺がありますが、関心のあることや、好きなことなら多少の困難を伴っても頑張ることができるものです

 

職業についての関心や好き嫌いを職業興味といいます

 

職業興味は、その職業や仕事で能力を発揮できるかどうか、長続きするか、どうかを予測するのに有効な手がかりとなります

 

職業興味と勤務条件の間で揺れ動き、何を重視すべきかで悩むというケースも少なくありません

 

いくら給料が良くても、全く興味の持てない作業に没頭するのは苦痛なはずです

 

前項で解説したワークバリューの視点から何を優先すべきかを検討することも大事ですが、その際に職業興味という視点も軽視できません

 

・子供の頃からメカニックなことに関心が強く、機械いじりが好きだった

・社交的な性格で、人と接するのが好き

・面倒見の良い方だし、子供が好き

・本を読んだり何かを調べたりするのが好き

・アイデアを練って何かを発想したり、企画したりするのが好き

 

このような興味が、職業を選択する際のヒントになります

 

職業興味の六角形

心理学者ホランドは、職業興味の六角形モデルを提起しました。

それは、職業興味を六角形の図のように、ここでは一旦箇条書きで・・

・現実的興味

・研究的興味

・芸術的興味

・社会的興味

・自由的興味

・観衆的興味

の6つのタイプに分けるものです。これを参考に、あなた自身の職業興味をチェックしてみるのもよいかとおもいます

 

例えば、ワークバリューであれば

・仕事のやりがい

職業興味の六角形なら

・研究的興味と芸術的興味

の傾向が強いとすれば

 

単純に、これを掛け合わせると、創作的でクリエイティブな仕事に注目してみるのが、いいってかんじですね

 

ただし、今就いている職業が自分の職業興味と違っているからといって、安易に転職を考えるのは危険です

 

職業興味がそのまま職業に直結する方が稀なことらしく、今の仕事の中に自分の職業興味で味付けをすることが大切です

 

例えば、営業・販売職で、研究的興味が強いなら、商品知識や人間心理を丹念に研究していくように。それによって、ルーティン化しがちな仕事にも深い味わいがでてきます

 

かのホリエモンも獄中のなか、単純作業をいかに面白くできるか?というスタンスで臨んでいたというように、現状のなかでの工夫や創造を絡めることで、面白くもなり、楽しめるということですね