遠距離恋愛より短距離恋愛
遠距離恋愛は成就するのか?
遠距離恋愛は物理的な距離がネック⁈
1932年にアメリカの心理学者ボッサードが婚約中のカップル5000組に対して行った調査では、それらカップルのほとんどがお互いに歩いて行き来できるほどの近い場所に住んでいたと言う結果が得られました。
つまり、物理的な距離が近いほど心理的な距離も近づきやすくなり、結婚に至る確率も高まるというわけです。これは「ボッサードの法則」と呼ばれています。
アメリカの心理学者ボッサードが発見した法則で、「男女間の物理的な距離が近いほど心理的な距離は狭まる」というものである。婚約中のカップル5000組を調査したところ33パーセントが半径5ブロック以内に住んでいた。2人の距離が離れているほど結婚に辿り着く確率は低かったという。
逆に言えば、遠距離恋愛は成就しにくいことを示すものである。この法則を打ち破るには、頻繁に連絡をとる等して互いの心理的距離が遠くならないようにすることが必要である。
遠距離の恋人に会いに行くには時間と交通費というコストがかかり、その対価として楽しい時間が得られる。恋人と少しでもうまくいかないことがあるとその大きなコストに抵抗を感じるようになる。人は社会的交換理論に基づいて損得勘定をする傾向があるからである。参考 Wikipedia
彼氏ー彼女(同棲)
物理的な距離が近いと毎日顔を合わせるので、ケンカをしても修復の機会がたくさんあります
彼氏ーー彼女(5ブロック以内)
歩いてすぐに会える距離です。ケンカ後の関係修復も容易です
彼氏ーーーー彼女(数駅の距離)
交通費や移動時間のコストはまだ軽いので、ケンカ後に会いに行くのは難しくありません。長く関係を続けられるのはこの距離までがほとんどでした
彼氏ーーーーーーーー彼女(遠距離)
交通費も移動時間もコストがかさむため、通常のコミュニケーションすら取りづらい距離です。婚約に至ったカップルはごく少数しかいません
逆に言えば、物理的な距離が離れていれば心理的な距離も離れてしまいがちと言うことでもあります。遠距離恋愛はやっぱり難しいと言うのも、ボッサードの法則に照らして考えれば当然なわけです。お互いの住んでいる場所が遠ければ、なかなか会うことができず、ここの距離も自然と慣れてしまい、結局別れてしまう・・・
ということになりやすいのです
1932年のアメリカでの実験データですが、やっぱり現在の日本でも単純に物理的な距離の影響は大きいとかんじます
単純接触の原理
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会う回数が多いほど好意が高まる心理効果を、単純接触の原理と呼びます。遠距離恋愛はこの原理が働く機会を減らすので好意がなかなか高まらないことも、長続きを難しくしてしまう原因のひとつと考えられます
まとめ
昔も現在も遠距離恋愛の成就は難しい!裏を返せば物理的な距離を縮めて互いに近いところに居れば、このての問題はクリアできるということです。遠距離より短距離!
これ以外にも "なんやらかんやら" ありますが・・・