欲しくなる?買わされる?文脈効果と自己説得効果

文脈効果

 

同じ商品でも文句の一工夫で購買欲を駆り立て消費者に満足してもらうテクニックは、案外単純だなぁってはなし

 

気分良く話したり、物の価値を高く感じたり、それって前後の文脈が重要みたいです

 

商品の価値は。品物それ自体だけにあるわけではない・・・というのは誰でもわかると思います。商品をどのように見せるか・提示するかがいかに重要であるかはメディアに様々な広告が溢れている今の世の中を見れば容易に理解できることでしょう。マーケティングの分野では消費者に商品の価値をより強く感じてもらうためのテクニックの1つとして「文脈効果」がよく利用されています

 

楽しい話のあとはお願いを聞きやすい

A「友人について聞かせてください」

B「いいよ」

A「もっと他の質問をしてもいいですか?」

B「かまわないよ」

52%が承諾

 

A「同僚について聞かせてください」

B「いいよ」

A「もっと他の質問をしてもいいですか?」

B「いや、急いでいるんで・・・」

承諾したのはわずか18%

 

話の流れで印象が変わる

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心理学者フィッツサイモンズは友人について話を聞く場合と仕事の同僚について話を聞く場合で追加の質問を受け入れてもらえるか実験を行ったところ、明らかに友人について聞いた方が快諾してもらう割合が増えました。文脈によって追加質問への感じ方が変わったのです

 

 

由緒正しいと価値が高い

 

王室御用達ティーカップ&ソーサー

100,000円

 

冬季ティーカップ&ソーサー

2000円

 

文脈が価値を上げる

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同じ材質、製法、絵柄であっても歴史上の人物が愛用していたり王室が愛用していたメーカーという肩書きがあるとそれだけで価値が上がります

 

商品の周辺の情報(文脈)が違えば商品自体の価値も違って感じる・・というのが文脈効果です。例えばケーキ屋の店頭においしそうな菓子があったとします。そこに添えられているポップが単に「人気商品」か、それとも「〇〇王室御用達」かでも、そのお菓子の魅力が違って見えてくるはずです

 

これが文脈効果です。商品に歴史や権威を感じさせるような紹介や提示の仕方を工夫すれば価値が上がって見えたりするのです

 

まとめ

普段意識していないと確かに、こういった面ってあるな〜っておもいますねっ

心のツボを、つつくようなそんな(文脈効果)心理テクニックを利用してみよう!

 

 

 

自己説得効果

 

嫌みをいつまでも思い出してモヤモヤしてしまうのは、ある心理効果のせいでした

 

誰かから嫌みを言われたときに、「あれはどういう意味だったんだろう…」と思い悩んで、いつまでもモヤモヤしてしまう…と言う人は多いのではないでしょうか

 

そのようなことで心を痛めるのは、良いことではありません。他人の嫌味についてあなたが自分で考えて答えを出そうとすると、嫌みを言われたことがより強く心に残ってしまうのです。この作用を心理学では「自己説得効果」と呼びます

 

嫌味は深く考えてはダメ!

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嫌味の意味を考えようとすると、自己説得効果でより深く傷ついてしまい、ストレスが溜まって損をしてしまいます。軽く受け流して、すぐ忘れてしまうようにしましょう

 

逆に嫌味ついて自分で考えることをやめてしまえば、心にはあまり残りません。むしろ相手にすかさず「それはどういう意味でしょうか?」と質問で返すのもオススメです

 

質問されれば、相手は嫌味について自分で説明しなければならない状況に陥り、たいていは困ってしまいます

 

そうなると、相手にとってはあなたに嫌みを言うのはめんどくさいということになり、以後はあまり嫌みを言ってこなくなる可能性が高いのです!

 

学校、職場、団体の場ならなんかいるわ〜!こういう人…

 

応用編!質問でメリットを認識させる

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何かを迷っているが、購入まであと一歩、という見込み客には、解決質問が有効な場合があります。

 

質問により、客がどんな問題を抱えていて、商品を購入することでどんな解決に至るかを考えさせることで、客は自己説得効果によってメリットを強く認識することができ、購入意欲が高まるようになります

 

まとめ

これは、お店に買い物行ったときなんか店員さんが、値段のご心配なら!とか性能重視なら!とか問題点をことごとく潰してくるような応対の自己説得効果の応用編!

 

店員さんとしての立場なら利用するべきテクニックで、客なら本当に必要なのか?どうなのか?流されないように注意すべきポイントですねっ