大事な商談・デートではリラックスできる空間のお店をチョイスしておこう!

大事な商談や相談事、またはデートのときには快適に過ごせる環境下で勝負しよう!

 

この記事は、物理的な環境が与える、心理テクニックを用いて商談のお相手・デートのお相手に、余分なことで不快な気持ちにさせない物理的環境条件を駆使した、おもしろい内容になっています。

 

 

人を評価する際、無意識のうちに環境条件の影響受けている

交渉事には人物の印象が影響します。

 

提示された条件が一緒でも、提示する人物の印象によって判断が違ってくる事は十分あり得ることです。 

 

 

だからこそ商談の際には、多くのビジネスマンが印象マネジメントに気を使うのです

 

商談をする際には雰囲気の良いお店や、落ち着いた場所を探すのがよいと言われますが、それにはどんな意味があると思いますか。

 

快適な部屋(室温20℃、湿度30%) と不快な部屋(32℃、60%)を用意し、知らない人物の印象を評価させる実験したそうです。

 

快適な部屋で評価した人たちの方が、不快な部屋で評価人たちより明らかに好印象を抱いていました。

 

快不快は部屋の条件のせいであって、評価対象の人物のせいでないのは、誰でもすぐにわかることなのに、部屋の快適さによって人物の評価が違ってきてしまうのです。

 

極短な話、夏場の炎天下の中とクーラーの効いた涼しい屋内でと、イメージすれば、想像レベルでよくわかるとおもいます。

 

ここから言えるのは、私たちは無意識のうちに物理的環境条件の影響を受けて人を評価しているということですね。

 

好きな音楽が流れているときは、そうでない時よりも、人に対する評価が好意的になるという実験結果もあります。

 

こうしてみると、快適な環境を用意すると商談がうまくいきやすいというのは真実で、その理由は、環境により快適さを交渉相手の印象に結びつける勘違いが起こるからといえます。

 

無意識のうちにモチベーションが上がるとき

 

最近の心理学の研究では、環境刺激によって無意識のうちにモチベーションが刺激される心理メカニズムが心理学者バージの自動動機理論によって盛んに研究されています。

 

面白い実験があって、

例えば、交渉時に硬い椅子に座ると、柔らかい椅子に座る場合より強硬な姿勢をとり、なかなか妥協しないことが証明されています。

 

暑いコーヒーカップをしばらく持っていると、冷たいアイスコーヒーのグラスを持っていたときより、人に対して「温かく」、好意的な印象を抱くことも証明されています。

 

商談を成功させるには、快適な物理的環境を用意することが、いかに重要かがわかりますね。

 

また、

「完成」「成就」「格闘」「勝利」「成功」「努力」

などモチベーションに関連した言葉を探すゲームをすると、無意識のうちにモチベーションが高まり、モチベーションと関係しない言葉を探すゲームをした場合よりも、その後の課題のパフォーマンスが高いことも示されています。

 

ここから言えるのは、仕事へのモチベーションを高めるには、仕事環境にモチベーションを刺激する言葉や達成目標などを。ちりばめておくことも効果があるということです。

 

ビジネスで会食が多い理由

ビジネスではつきものの取引先との会食。実は心理学的に、とても合理的なんです

 

物理的環境を利用した云々・・・といえば、商談でもデートのときでも王道なのが食事ですねっ!

 

アメリカの心理学者ラズランは、商談や交渉の際に食事をしながら話をすると相手から好意的に受け取られやすいという心理作用を

「ランチョン、テクニック」と呼んでいます。

 

誰かと一緒に食事をすると、オキシトシンという愛情に関わるホルモンが分泌され、相手に対する親近感が高まり、好意的な反応を得やすくなるのです!

 

愛情&幸せホルモンで親密度アップ

 

セロトニン

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幸せホルモンと呼ばれる脳内物質です。おいしい食事をしたり、好きな人とデートしたりすると分泌されます。

 

オキシトシン

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愛情ホルモンと呼ばれ、脳内で分泌されると、セロトニンの活動を活発にします。家族や友人と食事をしたりスキンシップをしたりすることで分泌されます。

 

・脳が錯覚する

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本来は関係ないかもしれないのに、おいしい食事をすることで得られる幸せが、食事相手との会話から得られていると、脳は結びつけて感じてしまいます。このように関係のない事象が結びついて感じられる脳の錯覚は「連合の原理」と呼ばれています。

 

※連合の原理

本来異なる事象が、結びついた現象であると脳が錯覚してしまう心理作用です。

 

CMキャラクターに好感度の高いタレントを起用して商品のイメージをアップさせるなどビジネスで日常的に活用されています。

好感度の悪い有名人は、わざわざ使わないというのはさておき・・・

 

おいしいものを食べながらの会話では、緊張がほぐれて気持ちがリラックスします。

 

また、関心や注意の一部が食べることに向かう分、相手の一言一句に神経をとがらせることがなくなります。

 

政治の世界では相談や交渉などに料亭が使われるのは常識ですし、アメリカでは朝食や昼食をとりながら会議やミーティングを行うことがあり、

・パワーブレックファースト

・パワーランチと呼ばれています。

恋愛も、デートコースに食事を入れるのはこういった心理学的側面も踏まえて効果的なんですねっ

 

 

仕事の商談でもデートでも環境が心理的に及ぼす効果は絶大!ということがわかりますね〜

 

夏場の暑い中なら、過ごしやすい涼しい屋内で柔らかい小さめの音のBGMが流れてて座る椅子やソファーもほどよいとかんじるフィット感を下調べしておいて・・・

っていうところから勝負ですね!